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SNSの“比較の沼”を抜けて私らしく生きる。普遍的な美しさを育む牛江桃子さんの『心身美容』の哲学

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キャリアでもプライベートでも変化の多いAMPULE career世代。SNSを見れば、自分よりも綺麗な人や輝いている人がたくさんいて、つい「自分なんて……」と思ってしまう。そうして比較に苦しむ人が多い中で、さまざまな人生経験を経て、自分らしい美しさにたどり着いた女性がいます。今回は、美容家・起業家として多くの女性から支持を集め“ももち”の愛称で親しまれる、牛江桃子さんにインタビュー。内側から美しくなることの重要性を説いた『心身美容』を提唱する牛江さんに、自分らしい美しさと出会うためのヒントをたっぷりと語ってもらいました。

高い美容液よりメンタルケア。肌と心は繋がっている

撮影/大内カオリ

—— 牛江さんの著書『心身美容』、本当におもしろくて一気に読みました。30代になるとさまざまな変化が一気に押し寄せて、悩む女性は本当に多いと思います。

本当にそうですよね。実は私自身も30歳になった途端、急に不安や焦りが押し寄せた瞬間があったんです。だからこそ、心も体も健やかで美しいことがどれほど大切かを痛感して、『心身美容』という言葉を作りました。みんながこの考え方で生きられたら、もっと楽になれるはずだと思うんです。

—— 本書の冒頭では、メンタルケアの重要性が強く語られています。ストレスは外見にどのような影響を与えるのでしょうか?

心が乱れてストレスを抱えると、高い美容液を使っていても肌が荒れてしまうんです。それはなぜかというと、ストレスを感じると体内ではコルチゾールというストレスホルモンが分泌されます。これが皮脂分泌を過剰にさせ、毛穴詰まりやニキビの原因になるんです。また、肌のバリア機能が低下するため、乾燥、赤み、かゆみなども引き起こします。 さらに、慢性的なストレスはビタミンCを消費します。ビタミンCはコラーゲンを生成するために欠かせないため、不足すると肌のハリが失われ、シワやたるみに繋がるんです。

—— ストレスは肌に悪いとよく言いますけど、本当にダイレクトに影響するのですね。牛江さん自身、こうした心と体の繋がりを痛烈に実感した原体験はありますか?

かつての私は、ストレスにまみれた「暗黒期」を過ごしていました。何に対してもネガティブで、メイクが上手くいっても素直に喜べず、SNSを見ては他人と比べて自己嫌悪に陥って……。 自信がないから他人の目ばかりを気にして、自分主体で考えられない。そのストレスでまた肌が荒れてニキビができ、さらに自信を失う……という負のループに陥っていたんです。

—— お肌が荒れるだけで、何事にも後ろ向きになってしまいますよね。

本当にそうなんです。当時は人気のパックやスキンケアを必死に試したのですが、全然治りませんでした。そこで初めて「内側から整えないと変わらない」と気づいたんです。それから何年もかけて心と体に向き合い、ようやく今の肌とマインドを作ることができました。

—— 現代の女性たちが自信を失う原因の一つが、SNSによる「比較の沼」だと思います。この情報過多な時代に、牛江さんはどうやってメンタルをコントロールしていますか?

これは、必要のない情報を徹底的に遮断するしかないと思っています。他者と比べて落ち込んでしまうのは、比較対象となる情報が無意識にインプットされるからです。ですが、誰かがスマホを奪って遮断してくれるわけではないですから、情報の元栓を閉める努力を自分でする必要があります。

—— 今はSNSがパーソナライズされていてどんどん新しい情報が流れてきますからね。具体的にはどのような対策をされていますか?

ネガティブ思考に引っ張られそうと感じる人や情報は、徹底的にミュートやブロックをしています。もう信じられないくらいします(笑)。これを冷たいこととか悪いことだと思わずに「大切な自分を守るための術」だと思って、意識的に行うことが重要です。一度遮断してもアルゴリズムでまた出てくるので、無意識に入ってくる情報を意識的にブロックし続ける継続した努力が必要だと思います。

他人を許すために、まずは自分を許す

—— 人間関係において、著書の中の「『言わなくてもわかってほしい』は甘え」という言葉にドキッとする人も多いと思います。依存を断ち切り、自立した関係を築くために大切なことは何でしょうか。

「相手は変えられないが、自分は変えられる」ということです。何か問題が起きたとき、相手を無理やり変えて解決しようとするのは相手への依存だと思うんですよね。そうではなく「これは自分が成長するためのきっかけなんだ」とポジティブに認識して、自分を変える努力をすることが大切だと思っています。

「自分の人生を豊かにするために、ここで自分が変わればより良い人間になれる」と思えば、主体的になれるはずです。 人にはそれぞれの理念や文化がありますし、それを無理やり変えようとするのは違いますよね。「相手は相手、自分は自分」と考えると本当に生きやすくなりますよ。

—— 牛江さんは、魔法の言葉「まあいっか」を使っているそうですが、元々は完璧主義だったのですか?

元々は完璧主義で、自分にも他人にも厳しかったんです。でも、完璧主義は自分を追い詰めるだけでなく、他人の欠点にも厳しくなってしまいます。まずは自分を認めて許すことで、人にも優しくなろうと思ったのが「まあいっか」を取り入れたきっかけです。

—— 確かに、他人を許すためにはまず自分自身を許せないと難しいかもしれないですね。この「まあいっか」のマインドをキープするコツはありますか?

人間は良くも悪くも忘れていく生き物なので、マインドを保つには継続学習が必要です。私のおすすめは、感情が揺らいだときにすぐ思い出せるよう、「まあいっか」と書いた文字をスマホの待ち受け画面にすること。イライラした時や焦った時にふとそれを見て「まあ、死ぬこと以外かすり傷だしな」と思い出す。常にインプットする環境を自分で作ることが、ご機嫌をキープする秘訣だと思います。

精神的・経済的自立と内面の余裕が外見の美しさを作る

—— 書籍では、自立についても語られていますよね。牛江さん自身はどのようなマインドを意識されていますか?

私の仕事における自立の軸は「他責にせず自責する思考を持つこと」と「主体性を持つこと」の2つです。ミスや問題が起きたとき、他人のせいにしてしまうと、人の成長はそこまでです。そうではなく「このミスを改善する行動が自分の成長になる。また成長できるぞ!」と、自責思考で前向きに捉えられる人は、ワクワクしながら成長し続けられます。 自責思考で行動を繰り返すと、自然と主体性を持って動けるようになります。かつ、仕事で自立するとプライベートでも自立できるので、公私ともに豊かな人生に変わっていくんです。

—— そうした精神的・経済的自立が「普遍的な美しさ」にどのように繋がっていくのでしょうか?

自分の力で生き、自分で人生を選択している人は、内面に圧倒的な余裕が生まれます。他人に依存することなくポジティブなエネルギーで満たされると、気の良さとして外見にも現れるんですよ。私にとって美しい人の定義は「自分のことをちゃんと愛せて、自信に満ち溢れ、人生を主体的に生きられる人」なんです。

——牛江さんも太陽みたいに自ら発光して輝いている感じがしますよね。特に30代を超えると、顔の造形だけでなく、人柄や生き方がそのまま「顔つき」に現れると感じています。

ありがとうございます(笑)。顔つきに現れるというのはまさにそうだと思うんですよね。いい顔をしている人は、内側の余裕が滲み出ているのだと思います。 だからこそ、自立することは本質的な美しさに直結するんです。

—— 『心身美容』を今すぐ始めたい読者が、今日から取り組める具体的なアクションを教えてください。

マインド面では、書籍『心身美容』の「まあいっか」のトピックから読み、「まあいっか」をスマホの待ち受けにするなどの簡単なアクションから始めてほしいです。自分を許すことは自分を愛することに繋がり、やがて他者への優しさや、内側から滲み出る美しさへと変化していくはずです。

—— 身体や生活習慣のステップではいかがでしょうか?

外側のケア以上に、内側のケアを重視してほしいです。全人類に今日からやってほしいのは、水を毎日2リットル飲むこと。私自身は温泉水を愛飲していますが、水の種類にこだわるよりも、まずは「飲むこと」自体を習慣化して継続するほうが、絶対に効果が出ます。あとは腸を整えること。プロバイオティクスなどの腸を整える成分を摂取するのがおすすめです。自分が何に悩んでいるのか分からない場合は、まず美容皮膚科などの専門機関に行って、自分の肌の悩みを客観的に知ることもいいと思います。

—— 最後に、美しく変わりたいと願う読者に向けて、メッセージをお願いします。

人生は一度きりで、時間は有限です。明日、自分の命や大切な人の命が突然なくなるかもしれないからこそ、周りの大切な人への愛や感謝は常に言葉にして伝えるべきです。そして、この記事をここまで読んでいるあなた自身が、すでに素晴らしい存在だということをもっとわかってほしいです。「もっと人生を豊かにしたい」「美しくなりたい」と願い、行動していること自体が素晴らしい価値なんです。 誰かと比べるのではなく、自分の人生を自分で選択し、一緒に『心身美容』を楽しみながら自分だけの幸せを掴んでいきましょう!

心身美容 未来の自分を変える「心と体」の習慣 著・牛江桃子

牛江 桃子(うしえ ももこ)● 1996年4月1日生まれ。地下アイドル、人気アパレル店員を経て、美容家、起業家に転身。YouTubeの登録者数は52万人、Instagramのフォロワー数は20万人を超す。(ともに2026年4月現在)。フォロワー数の9割が女性で、幅広い年代の女性から圧倒的な支持を誇る。SNSやライブ配信で紹介した商材は即完売、各地で「#ももち買い」が起きている。現在は心身美容家として、心と体の“多幸感ビューティー“を軸に活動。実体験をもとに成分や栄養に着目したスキンケア、メイク、インナーケアを研究し発信中。サプリメントアドバイザー取得。

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Writer Miyu

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